四四式騎兵銃

四四式騎兵銃です。
タナカよりシリーズで出ていて、比較的最終段階で発売された物です。
このシリーズを一通り集めてしまっていたので、無条件で購入しました。
(独身時代です。良かったなぁ〜)
実銃については、リンクさせていただいている、たかひろさんのサイト「25番」にてレポートされておりますので、あわせて御覧いただければ実銃との比較ができるのではないかと思います。
当然のことながら菊の御紋がついております。

ボルトです。
一般的な日本の方式で、ボルトを閉鎖するときにストライカーをコックするタイプです。
ここでなんとなく違和感が…
四四式だけ何故かエキストラクターが亜鉛製です。
ほとんど動かしていないので、作動の具合や耐久性についてはなんともいえませんが、少し動かした感触では、カートを上手くつかんでくれず、また、ボルトの動きもスムーズではなかったように思います。
どこかでエキストだけ探して付け替えてみようかとは思っています。

機関部分です。
とはいっても可動部はボルトストップと、トリガーだけです。
トリガーは直接ボルト内部のストライカーを引っ掛けてますのでトリガーとトリガーSPしかありません。
四四式の特徴の一つであるバイヨネット部分です。
左側が折りたたまれた状態です。
ボタンを押すことにより、
ロックがはずれ前方へ回転させて伸ばします。
右側のマズル下にある突起がロックです。
マガジンのロック部分です。
トリガーの前のロックを押すことにより、マガジンの底が開放されます。
他のタイプだとマガジン底部はフレームに付いたままの状態で
保持されますが、四四式は外れてしまいます。
44式はバイヨネットがマズル部分についている為、クリーニングロッドがバレル下に収納できません。
そこでストックの内部に収納できるのですが、このモデルでは、収納できるようにはなっていません。
ただし収納部を開閉する為のレバーは再現されています。
残念ながらダミーなので可動はしませんでした。
今回初めて分解して気が付いたのですが、どうもガスバイパスらしき物が、チャンバー下にあるではないですか…。
しかもチャンバー部分が取り外せそうに、ネジがついているではないですか…
そこでチャンバー部分を取り外すと、チャンバーからマズル方向にガスバイパス存在しました。
しかし残念ながら、バレル内部はインサートにて閉鎖されており、ガスは抜けないようになっています。
まあ、インサートが差し込まれて、隠しピンで留められている状態から、
数多く発火させると隙間からごくわずかに漂うことはあるかもしれませんが、発火の予定もなく実証はできていません。
ネットでも良く報告されていますが、四四式はどうもフロントバンドが崩壊することがよくあるようで、ご他聞にもれず無数のクラックが発生しておりました。
なによりも、久しぶりに触って操作をして楽しんでいるときに、リアサイトを起き上がらせよ
うとした時、写真のように固定部分から割れてしまいました。
部品を調達しようにも現在生産されていない
ので、一念発起してリアサイトとフロントバンドを作成することにしました。
他のモデルガンでも、サイトや付属の外装部品は、構造と関係ないので、スチール材で作られていることもあったので、作るのなら鉄材で作ろうと思い、SS400材を購入。
幾度かの失敗にもめげず、出来上がりました。
何よりネジのピッチが細かかったりしたので、タップを購入したりして結構手間がかかってしまいました。
フロントバンドでスリングリングは元からスチール材でしたので、そのまま流用しました。
装着した状態が左の通りです。
まあ、細部を見ると色々と不具合はありますが、おかげで現役復帰しました。
今回レポートがてら、注油しながら細部を確認しましたが、

今のところ他の部分に崩壊の兆しは見受けられませんでした。
亜鉛製なのでいつかは崩壊するとは思いますが、あとしばらくは楽しんでいく予定です。
戻る home お品書きへ戻る